ASTR (Active Soft Tissue Release)

ASTR (Active Soft Tissue Release) とは?

ASTRは2007年に日本国内の医療国家資格者向けに出版され、現時点では日本と、日本国外ではJ.CAREのみで受けることができる徒手療法です。
ASTRは整形外科医・松本不二生 医学博士によって考案され、簡単に言うとトリガーポイントと筋膜リリースとストレッチを組み合わせたテクニックです。

ASTRの方法

ASTRは特定の軟部組織(筋肉、筋膜、靱帯、腱、腱鞘)を局所的に圧迫伸張を加えて固定しつつ、隣接した関節の運動(自動・自動介助・他動)を行うことで、より効果的なストレッチをほどこす徒手療法の1つです。具体的には、徒手検査と触診によって確認した軟部組織の異常(トリガーポイント、圧痛、硬結、緊張亢進)と実際の症状を照らし合わせ、問題が生じていると思われる部位を圧迫固定した状態で筋のストレッチを行い、治療後に確認を行います。

The Benefits of ASTR

患者の利点 :

  • 小さな範囲にストレッチの効果を集中できるため、手足のちょっとした痛みの治療に即効性がある
  • 可動域制限が強いケースでも行えるので、五十肩にも効果的
  • からだの力が抜けない人、小児や高齢者でも、安全で簡単に応用できる
  • 治療的評価ができるので、慢性的な腰・殿部や膝、首・肩の痛みに対する応用範囲が広い

セラピストの利点 :

  • 治療法がシンプルなので、解剖学、運動生理学の知識がある医療系有資格者であれば、おぼえてすぐに利用できる
  • 短時間でストレッチができ、忙しい診療の中でもすぐに効果が実感できる

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