Gunn IMSはバンクーバーのChan Gunn博士によって考案され、「キャノンの除神経過敏性の法則」に基づいた科学的な針治療です。
使用する針は鍼灸の針と同じくらい細く、または少し硬いものを使用します。本来の機能が低下、または失ってしまっている筋肉に刺入し、通常の鍼治療よりも深くダイレクトに刺激を与えます。より深くアプローチする針治療のため安全面の関係により、Gunn IMSの施術者はブリティッシュコロンビア大学医学部継続職能開発課にてトレーニングを受けた理学療法士と医師のみ認可されています。
Gunn Intramuscular Stimulation (Gunn IMS)とは?
Gunn IMS の原理
Gunn IMS は筋肉を介して神経系に働きかけ痛みを和らげます。緊張して凝り固まった筋肉に針で直接刺激し、安静時の筋緊張を低下させます。これにより神経系が刺激され、過剰に活動してしまっている神経活動を抑制し、神経が支配する組織がより正常に機能するよう促し、痛みが軽減するのを助けます。
Gunn IMS の流れ
患部の皮膚消毒後、対象の凝り固まっている筋肉に針を刺入し、必要な深さと方向に少しずつ針を操作します。凝りの芯に当たると筋肉がピクピクッと動くのを感じます。これは瞬間的に筋肉が急激に収縮し、そのあと弛緩する身体の良い反応です。治療中または治療後は重だるさを感じるかもしれませんが、そのあと開放感と痛みの改善が見られます。神経や筋肉の緊張状態によりますが、1~2日、または数週間の効果の継続を得られると言われています。
Gunn IMS はどんな人に最適?
一般的なマッサージやストレッチでは改善しないような筋肉による痛みや慢性の固い凝り、オーバーユースによる強く短縮したアスリートの筋肉におすすめです。